院長あいさつ

整体師・療術師

• 兵庫県姫路市生まれ
• 中学校・高校とサッカー部に所属。
• 大学時代は、スポーツクラブのインストラクターをしながら姫路市の社会人サッカーチームに所属。
• 痛み改善専門 乗太郎整体院を開院してからは施術に関する知識・技術を学ぶ一方、休日は家族サービスを楽しんでいます。

• 1999年　健友館 整体師養成所卒業
• 卒業後も健友館で館長、講師の先生で受け、腕を磨く
• ２０００年　痛み改善専門　乗太郎整体院開院
• 空気功に出会い、修練を始める。
• 超愛術の資格を取得。
• ストレスの原因の研究から乗太郎独自の心理カウンセリングを確立。
• 【異常】を検査で見つけ出す【筋反射テスト】を修得。
• その後も多数のセミナーや勉強会へ参加。現在に至る。

サッカー部に所属していた中学時代、何度も腰痛で悩まされました。近所の接骨院や一発で治すという鍼灸にも通いましたが治らず、腰痛で見学するしかない私を見かねた体育の先生が（当時、毎年、水泳部を全国大会出場させていた熱血先生に）「遠いけど、ここに行ったら絶対に治るから」と教えてもらった電気治療も、一時的には良くなりましたが完治はしませんでした。

大学時代、インストラクターとして働きながら、どうすれば筋肉が鍛えられるのか？何を食べれば筋肉は大きくなるか？を徹底的に勉強しました。各日でボディビルダーのおじ様たちとウエイトトレーニングをした人生で一番筋トレをした４年間です。

その後、運送業を営む父親が酷い坐骨神経痛で苦しんでおり、整体院に付き添ったのが、私初めて出会った「整体師」で、初めて見た「整体施術」でした。

この時、「もしかしたら、私が整体師になったら親父を治せるかもしれない」と思い、インストラクターをしながら、整体師養成所に通いだしました。今でこそ、整体は知名度があり若者にも人気の職業ですが、２０年前のこの頃は、整体師養成所の生徒は５０～６０歳代の方ばかりで、若い方は私を含め数人しかいませんでした。

整体師の資格を修得してから、父親に毎日、夢中で施術し一ヶ月後には、あれだけ苦しんでいた坐骨神経痛が無くなっていました。

父親の耐え難い激痛を治したことで、周囲の勧めで、半年後に整体院を開業することに
そこから開業資金調達のため佐川急便の荷物仕分けの夜勤バイトをしました。途切れることのない荷物をトラックに積み下ろしし続けたことで、高校生以来の腰痛が再発。それでも、休まず続けた結果、お尻から足にかけての突っ張り、怠さ、立っていると両足先が痺れて指の感覚が無くなる程でした。２３歳で父親と同じ坐骨神経痛になりながら、必死に働きました。

佐川急便での過酷な作業で坐骨神経痛になりながらも、半年後に整体院を開業することができました。父親の坐骨神経痛を治した技術を用いて、患者さま１人１人に１時間～１時間半かけて全力で施術しました。

私は「痛みで苦しんでいる人を助けたい」と「痛みの改善」だけを追求していましたが、同期や先輩整体師は、３０分で背骨や骨盤などの歪み矯正やマッサージのような揉みほぐしの【慰安系整体】をする方ばかりで、

唯一、大先輩である大阪茨城市のくぼ整体だけが、椎間板ヘルニアなどの激痛で苦しむ人を救う本格的な【治療系整体】をされていて、右も左も分からない私に、治療の本質を教えて下さいました。

辛い痛みが消えて、笑顔で帰られる患者様に力をもらう反面、施術後、痛みがなくなっても数日で元に戻ってしまう。歪みをいくら整えても痛みが変わらない人に 痛みから解放させられない自分の未熟さに苦しみ、 悩み、整体師養成所の先生や先輩整体師に何度も教えを請い、骨格矯正の技術を磨きました。

しかし、親父の坐骨神経痛を治した背骨と骨盤の矯正技術では、 治らない重症患者さまが実際にいる。信じきっていた「骨格の歪みが万病の元」という整体の基本概念に疑問を持つようになりました。「歪みを整える=痛みの改善(治る)ではない」と 乗太郎は、やっと気づきはじめました。

「俺は痛みの改善にとことんこだわった整体しかしない」と「他の慰安系整体と俺は違うんだ」と独りよがりなだけで、中身は慰安系整体と同じ「歪みを整える」だったことに気づいた私は、「骨格の歪みが万病の元」という固定概念を捨て、その場しのぎではなく本当に治す整体を 一から探しだすことを決意しました。

本物の治せる整体師になるには、
①腰痛や坐骨神経痛などの「痛みの本当の原因」を明確にし、
②「痛みの原因が発生する理由」を見つけ、
③「痛みの原因から治せる能力」を手に入れる。
という痛みの改善に絶対に必要な３つの条件の探求をはじめました。 最新医学、免疫学、東洋医学を学び、 深層心理学、潜在意識、脳科学、思考のメカニズムまで あらゆる情報を集め、調べました。

開院前の荷物仕分けで痛めた坐骨神経痛も治りかけていたのに、歪みを整えても整えても、数日で元の状態に戻ってしまう整体しか知らない不甲斐なさ、情けなさが大きなストレスだったのでしょう。痛みが再燃してしまい、 
 

更に追い討ちをかけるように、「本物の治せる整体」を目指している私に父が「マッサージ師になるべきだ！」と勧めてくるのです。

達人レベルの治す能力がまだ身についていない私にとって 「整体師」より「治せなくても揉みほぐして喜んでもらった方がいい」と 言われるのが私には耐えられない苦痛でした。

「誰にもわかってもらえない」 「何をしてもうまくいかない」 「この苦しみは一生続くのでは」「どうしたらいいか全くわからない」 「イヤな事以外ない」 「頑張っても報われない」 「生きている意味がない」 頭の中では常に、イヤな事ばかり考え精神も肉体もボロボロでした。

生きていても悪い事しかない！最悪だ

この時、「生きているだけで苦しい！！！」 「存在しているだけで苦しい！！！」 と何を頑張っても絶対ここから抜け出せない苦しみに 本気で悲鳴をあげ続けていました。 

まさか、痛みの原因を知る為に勉強していた心理学が、私のどん底の苦しみから立ち直らせてくれるとは夢にも思いませんました。まるで、暗く塞ぎ込んだ心の闇を光で溶かしてくれたかのように苦しみから解放させてくれたのです。

実は、大学時代「深層心理学」の講義を１年間受けたことがあったのですが、 身体が元気で心も満たされていたので、「人の心の奥の心理っておもしろいな」 くらいにしか思っていませんでした。

しかし、苦しみの絶頂にいた私はまったく違いました。 私の身の回りに起こる問題や病気など悪い出来事は、 すべて自分以外の「他人のせい」「環境のせい」だと 思っていた私は、 真実を知り、強く頭をたたかれたかのような衝撃をうけました。

家族や環境のせいで苦しくて苦しくて仕方なかった私に衝撃を与えたのは「ストレスとは？」という心理学の専門書に書かれた説明でした。

「家族が俺にマッサージ師になるように誘導することがストレスやっ」と思っていたので、周りの人が自分を攻撃することがストレスとしか思っていませんでした。

しかし、心理学の専門書には
「ストレスとは、自分の価値観に反する出来事、現象。つまり、自分の価値観内に無いものがストレスです。」と書いてありました。

「俺を攻撃する外側が悪い！」「俺にストレスかけるな！」「周りのせいで、なぜ俺が苦しまないといけないんだ！」と外側ばかり責めていましたが、「ストレスは自分の価値観内か？自分の価値観外か？」という、聞いたこともない事実に私の意識は１８０度反転して、「周りじゃなくて俺が原因だったの！！」と内側に意識が向かうようになったのです。

ストレスは自分側に原因がある。と分かった瞬間に、苦しみ方が変換されてしまったのです。

ストレスが、「周りや環境のせい！」なのであれば、思い通りに周りや環境をコントロールできる人以外は、ずっと苦しみ続けないといけないですよね。

でも、心理学という学問では、「ストレスは自分側に原因がある。」「出来事や現象が自分の価値観にそうか？そわないか？でストレスは決まる。」というのが常識だったのです。

この事を知った私は「自分の価値観側が原因だったのか」「自分の価値観が原因と分かれば、自分の価値観をちゃんと観ていけばいいんだ。」と思い、先ほどまで抜けられない泥沼にはまり込んで苦しんでいたのに急に平坦な道を勝手に泥沼だと思い込んでいただけだと気づきました。

今回なぜ、こんなに苦しかったか？というと、「マッサージを勧める親父のせいで苦しい！」という「人のせい」にしていたからなのです。「周りや環境のせい」にすると一見、ラクになりそうですが、何かのせいにして逃避しているだけですから、逃げれば逃げるだけ、追いかけられるんです。

逃げると、苦しみは何十倍にもなるんだ！と知りました。

一縷の望みに全てを託し、ひたすら心理療法を実践し、 心の仕組み、思考のメカニズム、脳の作用、身体に与える影響まで 次々と知識と経験が積み重なり、 いつの間にか独自の心理カウンセリングを身に付けていました。

ストレスの定義を間違って認識して「人のせい」にしてストレスを１０倍にも１００倍にも膨れあがらせる経験をしていた私は、本当の「痛みの原因」が見えてしまいました。

身体が【正常】なら、痛みは発生しようがありません。痛くなりたくても、正常なところに痛みは起きないのです。ということは、痛みには必ず【異常】がある。という当たり前ですが、治療家の誰も辿り着いていないところに行きついたのです。

痛みの原因が歪みだ！と間違って認識して歪みを治療しても、治らないけど、痛みを起こしている【異常】を【正常】にすることができたら、痛みは発生しようがないのです。

今まで教えていただいた先生以外の治療家、達人整体師に答えはあるのではないかと思い、 実際に治す能力のある治療家、達人整体師を調べ、 セミナーや講習を受講し、時には施術を直接受けたり、治療をみせてもらうことで、

達人たちは、どこの【異常】を【正常】にしているのか？を見極め、吸収していきました。

筋肉や骨格の【異常】だけでなく、本物の達人治療家が正常にしていたのは、

・脳脊髄液の異常（脳圧異常）
・深層の筋膜の異常
・経絡の異常
・頭蓋骨の異常
・内臓の異常
・脳の機能の異常
・ファシアの異常
・筋肉の弱化異常
・重力を感知する臓器の異常

など

達人たちは、身体中のあらゆる【異常】を【正常】にしていたのです。

達人治療家のほとんどが感覚で痛みの【原因異常】を見つけていました。私も長年の気功の修練で五感の覚醒を修得していたので、いつの間にか感覚で痛みの【原因異常】を見つけることができるようになっていました。

しかし、感覚では【異常】を見つけられずに治せない重症患者さまが現れた時に、教えを請いた達人先生が「私は自分の感覚より正確な検査方法で【異常】を見つけている」と言われるのです。

その検査方法が【筋反射テスト】だったのです。

心理学、脳科学を学んでいた私は、
「人間が普段、認識している（表面）意識は、0.0004％で、認識できない潜在意識が99.99％である。」ことは知っていました。

達人治療家の多くが、「そんなことまで分かるのっ」というくらい感性を磨かれて、患者さまの【異常】を察知されますが、それでも、潜在意識の一部にアクセスできる程度です。

ですが、唯一、潜在意識99.99％にもアクセスできる超高性能コンピューターがあったのです。それが、患者さまご本人の脳なのです。脳が全身の司令塔なのですから、カラダの全てを知っているのは当然と言えば当然なのですが、その脳が知る情報を導き出す検査方法があったのです。

筋肉は脳が司令をだして動いているのですから、脳の情報により、筋肉が動いているワケです。

脳の情報を筋肉に出させる検査が【筋反射テスト】なのです。